9月にケニアとタンザニアを旅したとき、移動中の車の中でレストランや温泉の話で大いに盛り上がりました。
ある方は、白濁する温泉をかなり制覇したらしく、次に行く温泉の貴重な情報となります。いろいろ聞いた中で、すぐにでも鳴子温泉と七里田温泉あたりに行ってみたいとの話となり、まず宮城の温泉に行こうとの話です。
そしてせっかく行くなら2泊でと話が盛り上り、一泊は鳴子温泉に決定です。もう一泊を仙台から近い作並温泉か秋保温泉かと迷っていると、どちらの温泉も大型宿が主流で、どうもしっくりきません。それなら遠刈田温泉あたりはどうかとなり、最終的には料理の美味しい宿があるということで、決まりです。
それでは遠刈田温泉、
オーベルジュ 別邸 山風木の料理をご覧ください。
蔵王 彩りの前菜です。
こちらの宿では18時から20時まで、フリードリンクとなっています。生ビール、スパークリングワイン、白ワイン、赤ワイン、ウイスキー、カクテル、日本酒、焼酎、果実酒、ソフトドリンクとより取り見取りです。生ビール以外は数種類あるので、コレしか飲めないことはありません。その上お品書きには、出す料理に合わせる酒が書いてあります。例えば前菜には、スペイン産白ワイン、セニョリオ デ オルガス ブランコを薦めています。
本鮪、はた、甘海老のお造りです。お造りには、
フランス産白ワイン、キュベ アマンディエをオススメしています。
仙台牛テールスープのせり鍋です。仙台に向う新幹線の中にあったパンフレットに、東北の鍋の特集がありました。なんと仙台は、せり鍋だったんです。優しい味のテールスープに、根まで食べれるシャキシャキのセリ、全然香菜らしくなく、とても食べやすいです。スープまで完食です。
お口直しです。
仙台牛のサーロインステーキとフィレステーキです。柚子胡椒とワサビと醬油で頂きます。個人的には柚子胡椒があっているような気がします。お肉には、
純米吟醸酒、赤武を薦めています。
蔵王芋の炊き合わせです。
白子とフォアグラも添えられています。実はどちらも超苦手です。
コース料理とは別に、
おばんざい料理として、おでん等が置かれており、自由に取ることができます。出汁が染みていい仕上がりです。酒好きにはたまらない宿かもしれません。
ズワイガニの炊き込みご飯です。
仙台の阿部幸商店のこだわりの仙台味噌で汁が作られています。御飯そのものが美味しいです。
締めのデザートです。
濃厚クリームブリュレには、蔵王にある不忘果実園の洋ナシ「ドワイアンヌ・デュ・コミス」が添えられています。大変満足しました。
朝食も豪華です。お米はひとめぼれ。蔵王産の長いものとろろ等々。
温野菜です。ベーコンの脂は、とても品がいいです。
赤魚の焼き物です。肉厚な身に満足感が漂います。
写真に出ている料理以外にも、出来立て寄せ豆腐や濃厚温泉たまごなどが置かれており、自由に食べることができます。
今回のプランは、”冬”のスタンダードプランで、こだわりの贅食が特徴です。それと夕食時ドリンク無料となっており、飲みたい方には持って来いです。部屋タイプは、ちょっと狭い和室10畳+デッキの和風クラシックタイプです。元々企業の保養所だったらしく、それを引き受けて温泉宿にしています。温泉は、遠刈田温泉の源泉より引いており、同じものです。この内容で一泊二食付で、22830円です。遠刈田の中心より歩いて30分と離れておりますが、中心地はそれなりにひなびており、気に入った宿がなければ、こんな選択肢もあると思います。(2017年12月7日)
オーベルジュ 別邸 山風木
住所:宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉字小妻坂21-70
電話:0224-34-2711