ブログトップ | ログイン

せっかく行く海外旅行のために

sekkaku.exblog.jp

鶏インフルエンザの現況について⑭

上海市衛生計画生育委員会の23日の発表によれば、同市内で鳥インフルエンザA(H7N9)による新たな感染例1例が確認されました。同発表による感染者の状況は以下のとおりです。

上海市戸籍の61歳の女性である秦某。22日に感染診断が確定し、現在治療中。

報道によると、上海市政府は23日、楊雄上海市長が出席した記者会見の席で、同市では今年に入って新たに8名が鳥インフルエンザA(H7N9)に感染し、そのうち4名が死亡したと発表しました。(※当館の統計では、今年に入ってからの上海市における感染者数は7名、死亡者数は2名となっております。不明となっている感染者1名、死亡者2名については、これまでのところ上海市衛生計画生育委員会の発表、メディア等でも確認できていません。)

浙江省衛生計画生育委員会の23日、24日の発表によれば、同省で新たに12名が鳥インフルエンザA(H7N9)に感染したことが確認されました。また寧波市衛生局の23日の発表によれば、既に診断が確定していた患者3名の隔離措置が解除されました。

23日に新たに以下の5例の感染を確認した。

紹興市越城区の66歳の女性である陳某、退職者。22日に感染診断が確定し、現在重体、紹興市内の病院で治療中。

杭州市江干区の71歳の女性である王某、退職者。22日に感染診断が確定し、現在重体、杭州市内の病院で治療中。

温州市蒼南県の71歳の男性である徐某、農民。22日に感染診断が確定し、現在重症、温州市内の病院で治療中。

寧波市鄞州区の59歳の男性である陳某、労働者。22日に感染診断が確定し、現在重症、寧波市内の病院で治療中。

湖州市徳清県の63歳の女性である胡某、農民。22日に感染診断が確定し、現在重体、杭州市内の病院で治療中。

24日に新たに以下の7例の感染を確認した。

寧波余姚市の76歳の女性である楊某、退職者。23日に感染診断が確定し、現在重体、杭州市内の病院で治療中。

寧波市鄞州区の44歳の女性である曲某、個人営業。23日に感染診断が確定し、現在重症、寧波市内の病院で治療中。

杭州市蕭山区の23歳の女性である兪某、会社員。23日に感染診断が確定し、現在重症、杭州市内の病院で治療中。

杭州市上城区の82歳の女性である周某、退職者。23日に感染診断が確定し、現在重体、杭州市内の病院で治療中。

紹興市越城区の73歳の男性である周某、退職者。23日に感染診断が確定し、現在重体、紹興市内の病院で治療中。

紹興市柯橋区の62歳の女性である蒋某、農民。23日に感染診断が確定し、現在重体、紹興市内の病院で治療中。

紹興市袍江新区の33歳の男性である任某、農民。23日に感染診断が確定し、現在重体、紹興市内の病院で治療中。

杭州市政府は、24日から、同市上城区、下城区、江干区、拱墅区、西湖区、杭州高新開発区(濱江)で活きた家禽の取引を中止し、農産物市場の活きた家禽の取引区、花鳥市場の家禽・鳥取引区及び杭州城北家禽取引市場、杭州華東家禽取引市場を閉鎖することを決定しました。その他、杭州蕭山区、余杭区では21日から活きた家禽の取引市場は閉鎖されており、杭州市以外では、浙江省金華市が活きた家禽の取引市場を閉鎖しています。

広東省衛生計画生育委員会の23日の発表によれば、同省で新たに1例の感染例が確認され、既に診断が確定していた患者2名が完治し退院しました

現時点において、中国本土における鳥インフルエンザA(H7N9)の感染者数は、上海市、安徽省、江蘇省、浙江省、北京市、河南省、山東省、江西省、福建省、湖南省、河北省、広東省の2市10省の計230名(上海42名(未確認1名を含む)、安徽4名、江蘇32名、浙江95名、北京3名、河南4名、山東2名、江西6名、福建12名、湖南2名、河北1名、広東27名、貴州省1名)となり、そのうち、死者は58名(上海20名(未確認2名を含む)、安徽2名、江蘇10名、浙江12名、江西1名、河南1名、湖南1名、河北1名、広東3名、福建1名、貴州省1名、場所不明5名)となりました。(2014年1月26日)
by sekkaku | 2014-01-26 11:31 | 中国 | Comments(0)
<< ビジネスクラスの意味とは? 私のお気に入りの場所、タンソン... >>