なにやら仏塔らしいきものがたくさん立ってます。ホテルから約2時間掛けて、秘境にある
カックー遺跡を見に来ました。と言っても一様それなりの道路はあります。問題は、あいにくの天気です。
正面の門をくぐると、裸足になります。
門をくぐり、左手で入場料を払います。
緩やかな傾斜を登って行きます。ミャンマー人しかいない?
仏塔の先端に
鈴があり、やさしい音色が流れます。まったく宗教的に荘厳さや、お墓(お墓ではないです)のような厳粛さはありません。
12世紀にバカン朝のアウランスィトゥ王が、パオ族とシャン族の交流のため、各家庭で一基ずつ仏塔を寄進させてそうです。その数は2478基です。
外国人が見学できるようになったのは、
2000年9月からだそうです。それまではこの辺は内戦状態だったようです。今でも内戦地域があり、外国人は行けない場所は多々あります。ただ、私の友人は20年ぐらい前に、タイから半日ぐらいのビザを取り、カック―を見に行ったそうです。凄い。
こちらの遺跡は、
リトアニアにある世界遺産「十字架の丘」を思い出させます。こちらはロシア軍に対し、抗議する意味で作られた悲しいものです。
ちょっと写真はないのですが、亡くなったブッタが寝ている部屋があります。私は見損ないましたが、
是非見るようにしてください。ガイドブックにも書いていませんが、足を揃えた状態で、ブッタが寝ています。
こちらでも熱心に拝んでおります。
パオ族の始祖とされる
純金術師と龍女です。
写真スポットは池に映り込むカック―遺跡です。
天気が少々悪かったですが、興味深い物を見ることができました。保存状態もいいし、歴史的な背景からも人々の信仰心がにじみ出ている寺院であり、イコモス(
International Council on Monuments and Sites)も推薦しやすいと思います。多分5年以内に世界遺産に登録されるでしょうね。注意点は、白い石の床は滑りますので、お気をつけてください。(2018年1月8日)