こちらの写真が成田空港→ヤンゴン空港、全日本空輸:NH813便、ビジネスクラスの機内食です。見た目も豪華ですが、レストランで食べている感じなのが凄いことです。それは「ザ・コノシュアーズ」という有名シェフとコラボレーションした機内食提供を10年以上続けています。その確かな歩みが評価となって表れていると思います。
まず水平飛行となったので、軽いスナックが出ます。
このあられに合わせるのが、スペイン産のバルカント ガルナッチャ・ティントレラ2013の赤ワインです。コクのある赤ワインであることは、素人でも分かります。このワインも凝って提供し、賞をもらっているようです。
選択肢は和食(メインは鰤の煮つけ)と洋食となります。私は洋食を頂きました。
こちらがメインの海老と白身魚のスパイシーなココナッツミルクソース掛けです。
実はココナッツミルクは苦手な方ですが、それをカバーするぐらい上品な味に仕上がっています。合わせたワインは、シャトー・ブレーニャン2012の赤です。こちらはタンニンと酸味が調和したものでした。
アピタイザーは、ニシンとポークパテです。
実はパテも嫌いな方なんですが、しっかり完食です。ニシンに載っているジェノバソースもとても美味しいし、パテの手前にあるクランベリーのコンフィチュールも中性的な味なんですが、前菜を引き立てます。付け合せの野菜も含めて、パセリを除いて完食です。
バケットも機内食とは思えないくらい激ウマです。バターと合わせるとパンの旨みがよくわかります。 ピエールエルメ監修のデザートは、マンジャリチョコレートの中にフランボワーズクリームが入っています。これもフランボワーズ自体が実は好きではないですが、一様完食です。つまり美味しいことを認めなければなりません。そしてやや酸味の効いたコーヒーでした。
この機内食が、ビジネスクラスの料金体系に合っているかはわかりませんが、電子レンジでチンをするエコノミークラスの機内食とは一線を画します。拍手です。(2018年1月4日)