この写真は、当日、満月を反射式(?)の望遠鏡で撮ったものです。
本来、満月の写真ではなく、こんな満天の星空を納める予定でした。
のっけからクレームで申し訳ないですが、話がぜんぜん違う。情報を隠している感があるので、正確にお知らせします。
満天の星空は、新月の時にしか見れない。新月とは、日中に見える月です。月が出ていると、その明るさで、光の弱い星が見れないんです(当たり前)。
それと、ハワイ島は天気の変化が激しいところです。この時期はコナの街は午前中晴れていますが、午後は曇り空となります。もちろんマウナケアの天候は、コナとは違いますが、私が滞在していた期間で言えば、1日のみ(6月1日)晴天だったと思われます。山頂に傘雲のようなものが掛かっていることがほとんどです。
そして6月2日の夜は、何と小雨が混じる最悪の天気でした。(これは仕方ないです)
今回、頑丈な三脚や広角レンズ(15kgぐらいあります)を持ち込んで、撮影しようとしてましたが、撮影できないことは決まっていたわけです。星空が見れないでは、ツアーの参加者が減るので、情報が少ないと思います。こんな目に合わないように、きちんとお知らせしておきます。
満天の星空は、新月の時にしか見れない。
それではツアーの日程を説明します。
シャラトンホテルには、13:30ごろ、pickupです。近くのホテルの方を拾い上げてマウナケアへ向います。途中時間調整のために、クィーンズマーケットやマカダミアナッツの工場へ寄ります。私はナッツの他に、ジャム、はちみつ、ワインを購入です。ナッツ工場に関しては、ツアー会社のバックマージンって話もありますが、シェラトンに泊まると買い物のチャンスが少ないので、これには助かりました。
そして適当な時間を過ごし、車を走らせます。徐々の高い所へ向うので、山道を登っている感じはしません。
軍隊の基地が途中にあり、そちらでトイレ休憩です。風が強いし、とても寒いです。
ここから15分ぐらい走らして、17時前には、オニヅカ・ビジター・センター(標高2800m)に到着です。空気が薄くなるので、体を慣らすことが法令で決まっているそうです。
すでに結構寒いことをお知らせします。
ここでオーロラツアーでも使ったような厚手の防寒着を貸してくれます。私の場合、下着、シャッツ、ユニクロのダウン、そして防寒着の4枚重ね状態です。
そして早めの夕食となります。これも空気が薄くなると、消火が悪くなるからだそうです。
ツアーの場合、どこの会社も似たよなお弁当のようです。私たちは唐揚げと鯵フライの幕の内でした。日本で食べるものと遜色ないです。ただし、屋内に食べるところはないので、野外にあるテーブルで食べます。無料でお湯を頂けるようになっており、味噌汁を頂きました。
そして車で30分ぐらい、山を登り、到着です。
まだ、サンセットには時間があります。雲海が広がってました。
こちらはNASAの天文台です。
日が沈んでいくと、映画で見た火星のような光景です。
日本の光学赤外線望遠鏡「すばる」もあります。確か左端だったかな?
そして幻想的なサンセットを迎えます。
ここでは空気が薄いので、ゆっくり行動してください。そう自然の偉大さを感じる瞬間です。
それにしても寒い。
この後は、オニズカ・ビジターセンターに戻り、星空観賞となります。天文台では、観測に影響があるらしく、星空観賞はできないようです。
なんと小雨が降ってくる最悪の天気です。車で山を下りて、来るときにトイレ休憩した軍隊の基地(この辺は晴れていることが多いようです)まで戻り、ここで星空観賞です。残念ながら、薄っすら雲が掛かっているので、二等星くらいしか見れません。
星座を見ながら、ハワイが北半球にあることを再確認です。北極星や北斗七星を見たので、南半球ではないとわかります。
こんな写真しか撮れません。(コンデジにて)もう一眼レフなんて取り出す気力がありません。そしてここでも寒~い。
30分くらい、星座の説明してもらい。ホテルへ戻ります。ホテルの到着は22:30ぐらいでした。
ツアー代金は、170ドル。満天の星空は見れませんが、満足できる内容と思います。これで新月の時かつ快晴であれば、もっと満足すると思います。ご参考までに。(2017年6月2日)