早朝4:30起床。ロッジには電話がないので、モーニングコールができません。そこで添乗員に叩き起こされます。まだ辺りは暗いです。
パイロットを入れて6人乗りのヘリコプターで、ロライマ山の山頂の平らな部分へ降りる予定です。
5:30、ヘリコプターは飛び立ちました。まったく揺れず、快適なフライトです。
グラン・サバナの上を、約30分ぐらい飛んで目的のロライマ山へ向います。
少し明るくなってきました。グラン・サバナを空から見ると、台地のように盛り上げているところもあります。
森林となっているところもあります。
空からの風景と気象の変化を見てください。
この天候なら、着陸できると思います。
1、2分で天気が変化し雲が湧いてきます。
正面に、ロライマ山が見えてきました。しかし雲がかなり掛かっており、着陸できるか心配です。
ちょっとまずいな。雲の中に隠れている。
ロライマ山の左の断崖より、着陸ポイントを探します!
どんどん接近します。ダメみたい。
別のポイントを探します。
あっという間に、雲が増殖します。
少し晴れてきた?
ここも降りれそうにないので、別のポイントへ探します。
こちらは良さそうだ。
平らな着陸できそうなところを探しています。
ここに降りるのか?
降りれないようだ。左に旋回していく。
今度こそは。
水たまりが多いぞ。大丈夫か?
ここか?
こちらだ。
アレッ!降りないよ~。
本日の天候では、着陸できないとパイロットが言っています。あ~あ。
サービスで断崖に近づいてくれます。
絶景ですね。
残念ながら、ロライマ山もこれで見納めです。この写真を見ると卓上台地(テーブルマウンテン)と呼ばれる訳がよくわかりますね。
なるほど着陸できないわけですね。
帰りにサービスで滝に近づいてくれました。ホバリングって言って、その位置に留まるのは高等技術です。そんなパイロットが着陸できない判断をしたので、仕方ないです。
またロライマ山へ来なさいってことです。
20億年前の「先カンブリア紀の地質」に触れることはできませんでしたが、安全に降りれるところで、着陸した体験をさせて頂きました。本当にお客様思いのパイロットで感謝いたします。そして余談ですが、第二陣、第三陣のヘリは飛び立つことさえできず、みなさん悔しい思いをされました。山頂の天気は季節に関係なく変わりやすいことの証明です。最後にまた行きますよ。ロライマ山!(2013年8月12日)